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小・中学生時代の自分に、読書の楽しさを教えてくれた3冊

「時間を見つけては、本を開いてしまう」「一度読み始めたら、時間を忘れて最後まで読んでしまう」、そんな読書体験をしたことはありませんか?今回私は、小・中学生時代に読み、その面白さのあまり衝撃や感銘を受けた本を選びました。学生向けと侮ることなかれ。ぜひご一読ください。 ## そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート  中学生の主人公と自称名探偵夢水清志郎が、遊園地で次々に子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑む物語。  ハラハラして、驚いて、笑って、そして結末に感動して......。本を読むことがこんなにも楽しいものだと、小学生の自分に教えてくれた一冊。 ## 都会のトム&ソーヤ  どんな状況下でも生還できるサバイバル精神を持ち、平凡で塾通いに追われる毎日を過ごす主人公内藤内人と、大財閥「竜王グループ」の跡取りで学校創設以来の秀才との呼び名が高い竜王創也。二人はひょんなことから、都会を舞台にR.RPG(リアル・ロールプレイングゲーム)を作るための冒険をはじめる......!  「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズの作者でもある、はやみねかおるさんの小説。内人と創也の凸凹コンビの冒険が、波乱万丈で本当に面白いです。 ## 涼宮ハルヒの憂鬱  新高校一年生の主人公、キョン。静かで平凡な高校生活を送ることを望んでいた彼だが、「ただの人間には興味がありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あらしのところに来なさい。以上。」と突飛な自己紹介をする同級生、涼宮ハルヒと出会う。ハルヒに気に入られたキョンは、非日常を望む彼女に振り回される生活を送ることになるが、その中で同じくハルヒに振り回される人たちと出会い......?  2000年代後半、社会現象を引き起こした伝説のシリーズの第一作。これまでに読んだ全ての本の中で、一番面白いです。